Loading posts...
  • 8/23~【赤井清美の仕事と明清の書】

    赤井清美の仕事と明清の書

     

    昭和12年に東京都台東区に生まれた赤井清美先生は、高校3年時に家族で山下涯石先生の指導を受けることになり、書と出会いました。次第に書の魅力に魅了され、神田の古書街や、中村不折コレクションを有する書道博物館の特別観覧で幾多の原石拓本に当たられ、ご自身の掌中に収められました。同時に書作についても大変精力的な活動を展開され、書の故郷中国でも大規模な展覧会を開かれるなど、多くの魅力溢れる書画や篆刻を発表されました。
    赤井先生が壮年時過ごされた戦後昭和の時代は、秘蔵の名跡の公開や新発見の資料が相次ぎ、書道史上今までになく多くの情報が世の中に出た時代です。先生はいち早くこの溢れる資料を整理、編集され、数々の著作物として世に発表されました。中でも『篆隷大字典』『行草大字典』をはじめとする工具書は、書を学ぶ上での必携の書物となっています。
    赤井先生は本展準備中に残念ながら不帰の客となられました。本展では赤井先生のこれまでのお仕事を振り返り、昨年ご寄贈いただきました先生の玉作と秘蔵の中国明清時代の書のコレクションを一堂に展覧することで、赤井先生のお仕事をご紹介したいと考えております。

     

    名   称
    赤井清美の仕事と明清の書

     

    主催・会場
    成田山書道美術館
    〒286-0023 千葉県成田市成田640 成田山公園内
    ℡:0476-24-0774

     

    会   期
    令和7年8月23日(土)-10月13日(月)
    9時-16時(最終入館は15時30分)
    休館日/月曜日(休日の場合は翌平日)

     

    出品作品
    赤井清美作品と旧蔵の明清の書70余点

     

    入場料
    大人500(350)円 高・大学生300(200)円 中学生以下無料
    ※( )内は20名以上の団体料金

     

    ギャラリートーク
    第一回 8月31日(日)、第二回9月15日(月・祝)
    13時半より30分程度(予約不要、内容は同一となります)

     

    赤井清美「惜寸陰」

     

    今釈「七言律詩」

     

    公式図録 詳細はこちら
    『赤井清美の仕事と明清の書』
    赤井作品42点、明清の書画30点をオールカラーで掲載。
    編集:成田山書道美術館
    定価:1,500円(税込)A4版 カラー 96ページ
    ご注文は電話、ファックス、メールで承ります。
    成田山書道美術館
    ファックス 0476-23-2218
    電話 0476-24-0774
    メール narisho@atlas.plala.or.jp

  • 10/21~【書の公募展100年】【小企画 生誕150年歿後50年田中親美―書家との交流を中心に】

    書の公募展100年
    小企画 生誕150年歿後50年田中親美―書家との交流を中心に

     

    大正14年(1925)に初の書の公募展とされる日本書道作振会展が日本美術協会で開催され、今年で100年になります。
    日本書道作振会展を皮切りに、泰東書道院や東方書道会、大日本書道院などの書道団体が公募展を展開し、昭和23年には全日本書道展(現毎日書道展)が創設され、日展に「書」の分野が加わり、こうした公募展で、書は、一定の価値観のもとに評価されるようになりました。作家は出品規定のなかで、鑑賞者の視覚に訴える表現を追求したり、書に対してさまざまな角度から迫ろうと模索し、多様な表現が生み出されています。
    今回の展覧会では当館所蔵品のなかから日展、毎日書道展、読売書法展などの出品作を中心に展示し、公募展を軸にしてこの100年を振り返ります。これまでの受賞作を改めてご覧いただく好機となるでしょう。
    特別展示室では、生誕150年歿後50年にあたる田中親美(1875-1975)の小企画展示を行います。親美は「本願寺本三十六人家集」や「平家納経」など数々の王朝美術の模写を手掛けるとともに、古筆の鑑定や切断などにも関係しました。収蔵品を中心に、親美が手掛けた複製本や親美製の料紙を用いた様々な書家の作品を展示いたします。

    会期
    令和7年10月21日(土)-12月14日(日)
    休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)

    開館時間
    9時-16時(最終入館は15時半)

    入館料
    大人500(350)円 高・大学生300(200)円 中学生以下無料
    ※( )内は20名以上の団体料金
    成田山公園紅葉まつりに伴い11月22、23日は入館無料

    主催・会場
    成田山書道美術館
    〒286-0023 千葉県成田市成田640 ℡.0476-24-0774

    交通
    JR・京成成田駅下車 徒歩25分またはタクシー

     

     

    永守蒼穹筆(1950-)直後黒い塊、紙本墨書、一面、116.0×112.0、平成23年毎日書道展文部科学大臣賞

     

     

  • 奈良市杉岡華邨書道美術館にて【江戸の書画―うつすしごと②貫名菘翁を中心に】

    令和4年に当館で開催した「江戸の書画-うつすしごと」展を奈良市杉岡華邨書道美術館で開催します。

    1階は貫名菘翁を中心に、2階はさまざまな富士山の画を展示します。

     

    会期
    2025年7月12日(土)~9月28日(日)
    休館日  月曜日(祝日の場合最も近い平日)、祝日の翌日(その日が平日である場合)

     

    開館時間
    午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで)

     

    観覧料
    一般300円  団体(20名以上)240円

     

    会場
    奈良市杉岡華邨書道美術館
    〒630-8337 奈良市脇戸町3番地
    TEL 0742-24-4111
    https://sugiokakason.com/index.html

     

     

     

     

    『江戸の書画ーうつすしごと』3080円 178ページ
    当館でも奈良市杉岡華邨書道美術館でもお求めいただけます